第13回 腰痛・冷え性・たるみ……諸悪の根源は「骨盤のゆがみ」だった!?
寒い季節、冷え性や肩こり・腰痛などに悩まされている方は多いのではないかと思います。
また、冬になるとどうしても太り気味になってしまうという方もいるかもしれませんね。
これらのお悩みの背景には、寒さで代謝が落ちてしまうことももちろん原因としてありますが、大きな問題として「骨盤のゆがみ」がある場合も
多いということをご存じでしょうか。
身体の中心「骨盤」はゆがみやすい部分
骨盤とは、上半身と下半身をつなぐ部分にある複数の骨のことを言います。
全身を支える土台としての役割ととともに、内臓や生殖器を包み込んで守る役割も果たしています。
骨盤は、左右で対になる「仙骨」「寛骨」「尾骨」という3つの骨によって構成されています。
正常な状態ではきれいなハート型をしていますが、周囲の筋肉と靭帯の力だけで支えられているため不安定でゆがみやすいという特徴があります。
周辺の筋力の衰えや、姿勢などの習慣によって、左右に開いて四角い形になったり、前後左右にずれたりといった「骨盤のゆがみ」が生じてしまうのです。
骨盤がゆがむと悪影響がいっぱい!
全身を支える骨盤がゆがむと、身体にさまざまな悪影響をおよぼしてしまいます。
骨盤は背骨や脚の骨とつながっているため、骨盤のゆがみはそのまま全身のゆがみにつながります。
猫背やそり腰、O脚やX脚などは骨盤のゆがみが原因となっている場合が多いのです。
また、こうしたゆがんだ姿勢は、一部の筋肉に大きな負担がかかったり、一方で本来使われるべき筋肉が正しく使われずに筋力が衰えたりする原因にもなります。
こうした筋力バランスの乱れは、冷え性や肩こり、腰痛を引き起こします。
さらに、ボディラインのたるみや下半身太りにつながることも!
また、骨盤がゆがんで正しく開閉できなくなると生理不順や生理痛が起きやすくなることも
考えられます。
骨盤のゆがみを解消するには?
骨盤は不安定でゆがみやすい部分ですが、逆に言えば、ゆがみが生じたとしても意識することで正しい位置に矯正しやすい部分であるとも言えます。
日常生活で、バッグを常に同じ肩にかけたり、足を組んで座ったり、片足に重心をかけて立ったりといったことは骨盤のゆがみの原因になりやすい習慣です。
まずはこうしたことがクセになっていないかを見直して、できるだけ左右のバランスが偏らないように意識してみましょう。
また、ストレッチやインナーマッスルを鍛えるエクササイズなども骨盤のゆがみ解消に役立ちます。
最近では、骨盤矯正用のベルトやタイツ、クッションなどのアイテムも市販されているので、そうしたアイテムを活用してみるのも良いでしょう。
ゆがみがひどいと感じている場合には、骨盤矯正の施術を受けてみるのもお勧めですよ。
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