第10回目 冷え性、肩こりの原因は血流の悪さ? 血流と健康について
わたしたち人間の身体は、血管が全身に張り巡らされ、血液を通じて全身すみずみまで酸素や栄養が届けられています。
この血液の流れのことを「血流」と言います。
なんらかの原因でこの血流が悪くなってしまうと、血液を通じた酸素や栄養素の供給がうまくいかなくなり、冷え性や肩こりをはじめ、さまざまな不調や病気の原因となってしまいます。
血流が悪くなる原因は?
血流が悪くなってしまう主な原因として、以下のようなものがあります。
・肉中心の食事によるドロドロ血液
肉類や甘い物などを摂りすぎることで、血液中のコレステロールや中性脂肪の量が増え、
血液の粘度が増してドロドロになってしまいます。
血液がドロドロだと血管が詰まって狭くなり、流れも悪くなってしまいます。
・運動不足による筋力の低下
筋肉には、心臓から送られてきた血液を送り返すポンプの役割を担っています。
特に足は、重力に逆らって心臓まで血液を送り返さなければならないため「第二の心臓」とも
言われています。
運動不足で筋力が落ちてしまうと血液の流れが悪くなる原因に。
また、同じ姿勢を取り続けることなどによっても血流が悪くなってしまいます。
・ストレスなどによる自律神経の乱れ
精神的なストレスを受けると自律神経の一つ、興奮状態に導く「交感神経」が刺激されて筋肉が
緊張した状態になります。
筋肉が緊張していると毛細血管が圧迫され、血流が悪くなってしまいます。
血行不良はさまざまな不調・病気の原因に!
血流が悪くなると、全身に十分な栄養や酸素がいきわたらなくなるため、疲労物質がうまく分解できず、肩こりや腰痛、関節痛などを引き起こす原因となってしまいます。
また、身体の各所、特に末端部分に血液が行き渡らないことで冷え性の原因にも。
肌細胞に栄養が届かないことにより、肌のターンオーバーが乱れると肌荒れやくすみなどを引き起こします。
こうした不調に加え、血液ドロドロの状態が続けば動脈硬化などの生活習慣病に発展してしまう場合もあります。
血流を良くする習慣
さまざまな不調の原因になる血行不良。できるだけ血流の良い状態を保つためには、以下のような習慣を心がけましょう。
・日常的に軽い運動を続ける
血流の改善には、特に「歩く」ことが効果的です。
ウォーキングを習慣にしたり、通勤時に一駅歩いたりと、
なるべく歩くことを心がけるのがおすすめです。
デスクワークなどで同じ姿勢が続く時は、時々休憩がてら
軽いストレッチなどをしましょう。
・しっかり入浴
入浴はシャワーで済ませるのではなく、ゆっくりと湯船に浸かって身体を温めることで血流が良くなります。
お風呂で足などをマッサージするのもおすすめです。
・魚や野菜中心の食事
青身の魚に含まれるEPAやDHAは、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして血流を良くする作用があります。
また、野菜や果物に含まれる食物繊維やビタミンC、ポリフェノールも血流を良くする
のに効果的です。
食事は魚や野菜をメインにバランス良く摂るようにしましょう。
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